『ユリイカ』2015年９月号

青土社さんの『ユリイカ』９月号の巻末コラム「われ発見せり」を書きました。
わたしの文章は特集とは無関係ですが、魅力的な特集で、表紙もめっちゃかわいい。
よろしくおねがいします。

ユリイカ 2015年9月号 特集=男の娘-“かわいい"ボクたちの現在

こどもを産みました。

女児です。女児を望んでいたので、嬉しく思っています。

妊娠がわかったのは、2014年後半でした。
したがって、わたしの2015年前半は、１月１日から出産した最近まで、つねに妊娠中の状態でした。
子を産み落としたいま、やっと2015年がはじまった気がします。2015年のわたしの春夏、どこいったのだ、という感じです。（仕事は、セーブしつつも、臨月を過ぎても変わらずしていたが）

妊娠前には、パートナーに「２人目がほしい〜」と何度か伝えていたわりに、
実際に妊娠検査薬が陽性を示すと、動揺し、「とりあえずタバコを吸おう」と思いながらタバコを吸い、「当分、さようならタバコ…ということになるのか」とぼんやり思ったのをきのうのことのように覚えています。
というわけで、あっという間に過ぎた妊娠期間８ヶ月強であった。
ただしくは、出産で脳細胞が死滅し、妊娠期間中のことを詳しく覚えていない。

出産は、持病の都合で、誘発分娩でした。
出産予定日の２週間前に計画入院をして、入院当日午後にラミナリア（９本）、翌日の朝から誘発剤点滴投与。その日の夕方前に産まれました。
投与して５、６時間は誘発剤の影響が少なく、近くでわたしと胎児とモニタを見守る助産師さんに「この程度の弱さの陣痛じゃあ産まれない〜」と余裕をかましていた。が。
午後の担当医の内診によって「スイッチ」（病院関係者いわく）が入り、そこから本格的な陣痛が開始、１時間以内に出産しました。
誘発剤の影響かわからないけど、本格的な陣痛が始まってからは、初産のときより急激に陣痛が促進し、しんどい１時間のように感じた。
ただ、１時間の陣痛・出産は、あまり体力消耗せずに済みました。出血量も少なかった。出産日の夜から、普通に歩けた。
あと、出産後、分娩台の上から、胎盤を見せてもらいました。
銀色のバットに乗っていた。想像していたより大きかった。
写真を撮ることはできなかった。

出産してみると、実は、３歳の長男の世話が大変であることがだんだん判明してきました。
新生児の育児は、３年前に経験しているので、多少余裕があります。

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ふたりともクルマ好きではないこともてつだって、いまいち反応薄。

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３才児のお気に入りは３。
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